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青森公立大学はやばい?公立の経済系単科大学を数字で確かめる

青森公立大学はやばい?公立の経済系単科大学を数字で確かめる

「青森公立大学 やばい」と検索して、公立なのに大丈夫かと不安になる人がいます。ただ経営経済学部の偏差値は37.5で、当サイトのFラン判定では対象外です。 青森県青森市にある公立大学であり、私立のいわゆるFランとは学費も成り立ちも違います。ここでは偏差値、学費、就職の数字から、実際の位置づけを落ち着いて確かめます。

この記事の目次
  1. 青森公立大学の偏差値37.5は、当サイトのFラン判定では対象外
  2. 地元青森の熱意で1993年に生まれた公立大学
  3. 経営経済学部だけの単科大学。経営・経済・地域みらいの3学科
  4. 入学金が市内・県内・県外で三段階に変わる公立の学費
  5. 約1,500人という規模と、手厚いキャリア支援
  6. 就職率99.6%。公務員と地元金融という青森ならではの出口
  7. 雲谷の高台に建つキャンパスと、雪国での学生生活
  8. よくある質問

青森公立大学の偏差値37.5は、当サイトのFラン判定では対象外

まず数字から確かめます。スタディサプリ進路によると、青森公立大学 経営経済学部の偏差値は37.5から40.0です。国公立大学なので合格には大学入学共通テストと個別試験の両方が必要で、願書を出せば誰でも入れる大学ではありません。共通テストで一定の得点を取り、二次試験も通ってはじめて合格できます。

当サイトはFランかどうかを偏差値で機械的に判定していますが、青森公立大学はその線引きの外側にあり、対象外です。「やばい」という検索候補が出るのは、全国区の知名度が高いわけではないぶん、名前だけを見て不安を口にする人がいるためだと考えられます。数字の上では、心配するような大学ではありません。

地元青森の熱意で1993年に生まれた公立大学

青森公立大学は、名前のとおり公立大学です。青森市と周辺町村でつくる青森地域広域事務組合が設置主体となり、1993年に開学しました。1988年に当時の青森市長が市を主体とした公立大学の設置を表明し、設置促進の期成会による署名や募金活動を経て実現した、地元の熱意から生まれた大学です。

2009年には公立大学法人青森公立大学へ移行し、現在は青森市が設置者となっています。公立大学は自治体の予算が土台に入るため、定員割れを合格ライン引き下げで埋めがちな一部の私立とは、運営の構造そのものが異なります。まず「公立である」という前提を押さえると、以降の学費や就職の話も見通しやすくなります。

経営経済学部だけの単科大学。経営・経済・地域みらいの3学科

青森公立大学は、開学以来ずっと経営経済学部だけを置く単科大学です。地元の金融機関や商社が設立に深く関わった経緯もあり、経営と経済に特化した構成になっています。学部が一つと聞くと物足りなく感じるかもしれませんが、分野を絞って長く深めてきた大学だと捉えると見え方が変わります。

2006年には、それまでの1学科体制から、経営学科、経済学科、地域みらい学科の3学科へと改編されました。経営学科は企業の仕組みと戦略、経済学科は社会経済の分析、地域みらい学科は自治体経営や地域づくりを学びます。とくに地域みらい学科は、青森という土地に根ざした地域課題を正面から扱う点で、この大学らしい特色がよく出ています。

入学金が市内・県内・県外で三段階に変わる公立の学費

公立大学の強みが最もはっきり出るのが学費です。青森公立大学の授業料は年額535,800円で、国立大学とほぼ同じ水準です。私立文系のように年間100万円を大きく超えることはありません。

特徴的なのは、入学金が住所によって三段階に分かれる点です。青森市や平内町など東青地区に1年以上住む人は156,600円、それ以外の青森県内は219,200円、青森県外からの入学者は313,200円になります。地元の学生ほど負担が軽くなる仕組みで、県外から入学しても私立より安く収まる場合が多いです。実習演習費などが別途必要になりますが、家計の視点で見れば、この学費の安さは大きな判断材料になります。

約1,500人という規模と、手厚いキャリア支援

青森公立大学の在籍者は約1,500人で、大規模大学のような大人数ではありません。ベネッセの情報でも、学生一人ひとりの知識やスキルの向上を図る少人数教育が特色として挙げられています。教員と学生の距離が近く、一人ずつに目が届きやすい環境です。

この規模の小ささは、就職支援にも効いています。キャリアセンターには民間企業で採用に携わったスタッフが常駐し、履歴書やエントリーシートの添削、模擬面接まで個別に対応します。大人数のなかで埋もれてしまう学生が少なく、一人ずつに手をかけられることが、地方公立大学ならではの強みになっています。次に見る就職の数字は、その土台の上に出ているものです。

就職率99.6%。公務員と地元金融という青森ならではの出口

就職の数字は堅実です。青森公立大学の発表によると、2025年度卒業生の就職率は99.6%でした。読売新聞の報道でも同じ数字が伝えられており、ほぼ全員が就職を決めています。

業種別では、卸売・小売業が21.3%、サービス業が16.9%、金融・保険業が15.4%、公務員が14.2%と続きます。就職決定者のうち県内で働く人は44.9%を占め、青森県内で暮らしながら働きたい人に現実的な出口が用意されています。公式サイトの就職先一覧にも、青森みちのく銀行などの地方金融機関や、県庁・市役所といった公務員が並びます。派手さより安定を重視する視点で見ると、この大学の価値がはっきりします。

雲谷の高台に建つキャンパスと、雪国での学生生活

キャンパスは青森市大字合子沢字山崎、雲谷と呼ばれる高台のエリアにあります。市街地からは少し離れた自然の多い立地で、落ち着いて学べる環境です。青森市は本州最北の県庁所在地で、冬は雪が深く、通学では雪への備えが欠かせません。

雪国での生活を負担に感じる人もいますが、地元や東北で働くことを考えている学生にとっては、その土地の気候や暮らしを学生のうちから体で知っておける環境でもあります。都会の華やかさを求める人には静かすぎるかもしれませんが、地域に根ざして堅実にキャリアを築きたい人には、腰を据えて学べる立地だと言えます。

よくある質問

青森公立大学はFラン大学ですか?

いいえ。経営経済学部の偏差値は37.5から40.0で、当サイトのFラン判定では対象外です。国公立大学なので合格には大学入学共通テストと個別試験の両方が必要で、無試験で誰でも入れる水準ではありません。私立のいわゆるFランとは学費も成り立ちも異なります。

青森公立大学は国立ですか、公立ですか、私立ですか?

公立大学です。青森市と周辺町村でつくる青森地域広域事務組合が設置主体となって1993年に開学し、2009年に公立大学法人青森公立大学へ移行しました。現在は青森市が設置者です。自治体の予算が土台に入るため、学費は私立より安く、国立に近い水準です。

学費はいくらかかりますか?

授業料は年額535,800円です。入学金は住所で三段階に分かれ、青森市など東青地区に1年以上住む人は156,600円、それ以外の青森県内は219,200円、青森県外からの入学者は313,200円になります。ほかに実習演習費などが別途必要です。

就職先はどんなところが多いですか?

2025年度卒業生の就職率は99.6%でした。業種別では卸売・小売業が21.3%、サービス業が16.9%、金融・保険業が15.4%、公務員が14.2%と続きます。就職決定者の44.9%が県内で働き、青森みちのく銀行などの地元金融機関や県庁・市役所などの公務員が目立ちます。

経営経済学部しかない大学ですか?

はい。青森公立大学は開学以来、経営経済学部だけを置く単科大学です。ただし学部の中には経営学科、経済学科、地域みらい学科の3学科があり、企業経営、社会経済の分析、地域づくりなど、経営経済の枠内で進路に応じた学びを選べます。

ABOUT US

相川 直樹

相川 直樹 |偏差値・充足率・就職データだけで大学を検証する編集者

ネット上の「○○大学はやばい」「Fラン」という書き込みの多くは、匿名の印象論です。私は、河合塾の偏差値・収容定員充足率・国家試験や就職の公式データという、誰でも確認できる一次情報だけを並べ、その噂が実態と合っているかを一つずつ確かめます。受験生と保護者が、雰囲気ではなく数字で進路を選べるように。

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